取扱分野と料金
このページでは、法律相談と、私が特に力を入れている取り扱い業務を紹介します。障害者ご本人やそのご家族、支援者向けのサービスが主なものです。
法律相談
法律相談は、何かトラブルに巻き込まれたり、困ったことが起きたりした場合に、法律や裁判所を利用して、そのトラブルや困りごとを解決できるかどうかを弁護士がお伝えするサービスです。
弁護士の見解を聞いたうえで、ご自身で解決できると判断されたら、法律相談は終了です。
他方、ご自身では解決できないと判断されたら、トラブルや困りごとの解決を弁護士に依頼することができます。
障害者の親亡き後の備え
親亡き後のプランの提案
障害者の親亡き後の心配・不安は、障害者の親である私にとっても悩みの一つです。親亡き後をテーマにした書籍やセミナーが増えて、さまざまな情報を得るようになりました。しかし、情報が増えたことで、選択肢も増えて、どの選択肢が最適なのかわからない人も少なくないと思います。
また、親亡き後の備えを考える上で、遺言・信託・成年後見制度などの知識や実務の取り扱い、障害福祉サービスや生活保護などの福祉制度について正確な理解が必要となります。しかし、これらの多くは、法制度に関する専門知識や実務経験がないと、正確に理解することは難しいです。
そこで、法律相談の中で、それぞれのご家庭の事情や、障害者ご本人やご家族のご意向などを踏まえて、親亡き後の備えに対するプランやアイディアを提案します。
遺言
障害者の親亡き後の備えとして、遺言書を書いて財産を残す場合に、その遺言書の作成もお請けしています。ご本人やご家族の状況を踏まえたうえで、親御さんのご意向がもっとも反映される遺言書の内容をご提案し、作成します。
障害者に遺言で財産を残す場合、障害者ご本人が名義変更などの手続きができない場合があります。そのような場合、遺言執行者を指定しておくと、障害者ご本人の代わりに、遺言執行者がもろもろの手続きを行うことができます。この遺言執行者の就任もお請けしています。
信託
障害者の親亡き後の備えとして、遺言ではなく信託を選択される方もいます。信託は複雑ですので、ご自身で作成するには荷が重いです。そこで、信託の設定(信託契約書の作成)を代わりに行っています。
信託を利用する場合、信託した財産が適切に管理される必要があります。しかし、適切に管理されているかを障害者ご本人が判断したり、監督したりすることが難しいこともあります。そのような場合、信託監督人や受益者代理人を指定すれば、障害者ご本人の代わりに、信託財産が適切に管理されているかを見張ります。この信託監督人や受益者代理人の就任もお請けしています。
成年後見制度の申し立て
成年後見制度を利用する場合には、家庭裁判所に申し立てをする必要があります。その申し立てには、さまざまな書類を用意しなければなりません。しかし、申立を考えている知的障害者・精神障害者のご家族(親御さん、お子さん、ごきょうだいなど)の中には、お仕事やご病気などで、ご自身で申し立ての準備をすることが難しい方もいるかと思います。そのような方に向けて、成年後見制度の利用申立てを私が代わりに行います。
また、成年後見人・保佐人・補助人には、見ず知らずの第三者ではなく、親族になってもらいたいと希望する方は、親族を成年後見人などの候補者とする申し立てにも対応しています。
障害福祉サービス事業者とのトラブル
障害のある子どもが利用している障害福祉サービス事業者から突然利用を断られて困っている場合、弁護士が親御さんの代理人として事業者と交渉します。事業者が翻意するように交渉するサービスを提供しています。
障害児者の被害・加害事件
障害児者が、交通事故、虐待や犯罪の被害にあったりした場合、被害者の代理人として、加害者の責任を追及します。具体的には、加害者に対して損害賠償を請求したり、悪質な場合には刑事告訴をしたりします。
逆に、障害児者が、パニックなどで物を壊したり、人にケガをさせてしまった場合に、障害児者の代理人として、損害賠償や示談の交渉をします。
役所や行政とのトラブル
特別児童扶養手当や障害基礎年金などを申請したけれど、却下されたり、想定していた等級より低くなることがあります。このような結果が納得いかない場合、不服申立てをすることができます。この不服申立てをご自身の代わりに行っています。
障害福祉サービス事業者への顧問業務
これまで紹介した取り扱い業務は、障害者やそのご家族に向けです。私は、障害福祉サービス事業者向けに、顧問サービスも提供しています。
障害福祉サービス事業を行なっていると、役所や近隣住民、利用者やそのご家族、従業員との間でトラブルが生じることがあります。弁護士が顧問としていれば、トラブルを早期に解決したり、被害の最小限に抑えられたりするだけではなく、トラブルの発生を事前に予防することもできます。
その他
講演・セミナー
弁護士にトラブル解決を依頼しないですむのなら、それに越したことはありません。そのために、トラブルが発生する前に、正確な知識や情報を得て、準備することが必要になります。そこで、障害者やそのご家族に役立つ情報や法的な知識を講演・セミナー・勉強会という形でお伝えすることもしています。
記事などの執筆
重度知的障害のある子どもの父親兼弁護士としての専門知識と経験を活かし、障害分野に関する記事や論文の執筆依頼を承っております。
以上が、私が取り扱っている主な業務・サービスです。トラブルや困りごとの解決だけではなく、トラブル予防についても力を注いでいます。
ご依頼から問題解決の流れ
トラブルや問題に直面したとき、弁護士にそのトラブルや問題の解決を依頼することは重要な選択肢です。しかし、多くの人にとって、弁護士に依頼する過程は不慣れで不安を感じるかもしれません。弁護士に依頼してトラブルや問題を解決するまでの流れについては、「ご依頼から問題解決までの流れ」をご覧ください。
弁護士に支払う費用について
弁護士に支払う費用については、その全体像やよくある質問については「弁護士費用の詳細」ページをご覧ください。
提供するサービスの具体的な弁護士費用は、各サービスの個別のページをご覧ください。