「チョコレートの魔法」が織りなす奇跡:障害者の才能を輝かせる久遠チョコレート
チョコレートで魔法をかける
久遠チョコレートは、世界各地からの厳選されたカカオと日本の地域食材を組み合わせたテリーヌチョコレートを主力商品としています1。多様な人々が活躍できる社会を目指し、障がい者や若者、LGBTQの方々と共にチョコレートを製造しています2。
事業者の紹介
運営会社について
久遠チョコレートは、一般社団法人ラバルカグループが運営する全国展開のチョコレート専門ブランドです。
久遠チョコレートは以下のようなことを目指しているそうです3。
全国の働きたい!と願う多様な方々が力を合わせてチョコレートを作り、一般市場で通用するものを作り続ける。彼らがショコラティエとして、社会の中で輝き続け、チョコレートを手に取る人々にロマンを与え、豊かで明るい未来づくりを目指します。
職員の半数以上が障害者手帳を保有
本店は愛知県豊橋市にあり、全国に40店舗を展開。職員の半数以上が障害のある人々で、その方々が、チョコレート製造の中核を担っている点が大きな特徴です4。
この店のチョコレート作りを支えるのは、自閉症のあるTさんです。機械を隅々まで丁寧に拭き上げる彼の仕事は、品質管理に不可欠です5。
また、軽度の発達障害のあるKさんは、チョコレートの具材を混ぜる作業を担当。
そして、重度の障害のある方々が活躍するのが パウダーラボです。ここでは、チョコレートの原料となる食材をパウダー状にする作業が行われています。
重度の知的障害とダウン症のあるAさんは、独自の工夫が凝らされた専用の機械を使い、パウダー状にする作業を担当。
それぞれの障害特性に合わせた職場環境が、障害者の活躍を後押ししています。
高い賃金・工賃
久遠チョコレートの特筆すべき点は、障害のある従業員への高い賃金・工賃です。直営店では、重度の障害のある方に月額5万円以上。中度から軽度の障害のある方にはおよそ17万円が支払われています6。
この金額は、全国平均の10倍に相当し、障害者の経済的自立を力強く支援しています。
障害者の雇用と同時に、パウダーラボのような重度の障害のある人が働ける場所を設けることで、障害者の社会参加を促進する仕組みを作っています。
この取り組みは、障害者の新たな可能性を切り開くものとして、注目を集めています。
実際に久遠チョコレートを食べてみました
この動画は、「障害者家族サポートチャンネル」 の企画で、数分程度の短い動画ですので、ぜひご覧ください!
購入方法
久遠チョコレートは、全国に40店舗を展開しているので、ぜひ皆さんもお近くの店舗でお買い求めください。お近くに店舗がなくてもデリバリーで購入できるようです。
- 1 Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト ↩︎
- 2 カンパニーガイド ↩︎
- 1 ABOUT US|久遠チョコレート | Magic of Chocolate|QUONチョコレートプロジェクト ↩︎
- 2 カンパニーガイド ↩︎
- 3 絶品「久遠チョコレート」障害者の年収を10倍にした“久遠の奇跡”とは【カンブリア宮殿】(2024年1月11日)Kさん、AさんについてもこのYouTube動画を参照。 ↩︎
- 4 同上 ↩︎